主翼マウント

マウント概要

主翼マウント全体図

主翼と胴体は上の図のように主桁2ヶ所とリアスパー1ヶ所の合計三点で連結されています。

主桁マウント

主桁側のマウント

主桁のマウントは下図のように厚み3mmのCFRP板でできており、M8のボルト2本で止めてあるだけです。

翼側、胴体側共にCFRP板のまわりはバルサを詰めて上からカーボンクロスで覆いエポキシで固めてあります。

定常飛行中にマウントにかかる力はほぼ機体重量なので100kgもいきません。強度的にはこれぐらいで十分もちます。

ただ、実際の飛行では方向修正をくり返すします。このときマウントには左右にねじる力が繰り返しかかるので応力集中が起こらないように作る必要があります。

実際、B.Bでは大会2週間前のテストフライトでマウントのCFTP板が主桁パイプに食い込むかたちでヒビが入り大騒ぎでした。それ以降、積層バルサを盛るなどしてパイプと板の接合部に応力集中がおこらないようにしています。

リアスパーマウント

リアスパーマウント詳細

B.Bリアスパーマウントは当初の設計では迎角が調節できる構造になる予定でした。テストフライトを繰り返して適切と思われる迎角を決定しようと考えていたのです。

しかし、様々な問題があり図のように固定式のマウントになってしまいました。

リアスパーの固定はビスを用います。翼側はCFRP板のみで、胴体側のマウントはCFRP板とバルサのサンドイッチ構造で、その上からカーボンクロスとエポキシで覆い補強します。

ここは翼の捻れを受け持つ重要な部分で、もし破損すると一瞬で墜落になります。

ですので万が一の保険としてテストフライトの度に胴体パイプとリアスパーパイプをナイロンバンドで巻いて固定していました(どこまで保険になっているかはわかりませんが・・・)さらに大会本番はケブラーを巻いて瞬間接着剤で固定して臨みました。